設立趣旨
特定非営利活動法人21世紀の農学校は、21世紀に本格化すると期待される自然と人との共生型社会構造のなかで重要となる「農」を多元的に教育することを目的とし、同時にそれに必要となる農地、里山の環境整備を、神奈川県小田原市久野の地域と一体となって行うことを目的とする。
21世紀は20世紀に生まれた社会の歪みに対する反省から、自然と人との対決ではなくて自然と人との共生が重視され、社会構造においても自然と人との距離がより接近すると期待されます。
具体的には家庭や職場で自家消費用の農作業が行われたり、教育に農作業や里山の環境整備が取り入れられたり、あるいは企業活動においても地域で採れる鉱物、農林水産資源、地域の自然・社会環境、文化伝統、人材等を生かしたビジネスが広がっていき、また消費生活においても循環型の消費構造や、地産地消の拡大が期待されます。
また21世紀においては肉体的、精神的な健康の維持・増進、高齢者の健康寿命の延長という観点から、農作業や里山の環境整備に日常的に従事する人口が増えることが期待されますし、特に昨今のように精神的に疲れてしまったり仕事を失ってしまった人が多い時代には、農作業や里山の環境整備といった自然との距離の近い作業に従事することで、新たな元気を取り戻し、それが再就職および職場や社会への復帰に役立つことが期待されます。
当然、こうした活動は子供の教育においても、忍耐力や基礎的体力、自然観察力などの向上を通じて潜在的な職業能力を高めていきますし、それを通じて雇用機会の向上にも役に立つと期待されます。
あるいは地域と一体となった農地や里山の環境整備を行うことで参加者に社会性の向上が期待されると同時に、交流人口が拡大することでまちづくりや地域の安全性向上にも役に立つと期待されます。
また地域と一体となった活動には地域の伝統文化活動への参加も考えられることから、その振興にも役に立ちますし、近年は外国人が日本の伝統文化に興味を持って来日する事例が増えているので、国際協力の拡大にも役に立つと期待されます。
そして農作業や里山の環境整備を学んだ人のなかから、自分で自家消費用の栽培をしたり営農をしたりする人が出てくると期待されるので、それは安心安全の食料自給を通じた消費生活の質的向上、さらには営農者が出てくることによる農業などの経済活動の活性化にも役に立つと期待されます。
特定非営利活動法人 21世紀の農学校
代表者 大谷賢司

